LEADERSHIP

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未だ見ぬ夢をカタチにするパートナーとして。

森 祐治

代表取締役社長・シニアディレクター

森 祐治 森 祐治

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メッセージ

僕が思う戦略コンサルティング

戦略コンサルティングとは、どのような仕事なのでしょうか。それは、ITやマーケティング、特定の業界といった対象となる「領域」ではなく、あるいは中小企業やトップ・エグゼクティブといった「顧客」から規定されるものではなく、「視座」で定義されると考えます。

多くの「コンサルティング」がコスト削減の手段、あるいは自社製品を提供するための手法を指しています。それら対して、戦略コンサルティングは、飽くまで経営そのものの在り方についての視座として提供されるものですから、ゆえに、必要に応じてコスト削減の手段も検討することもあれば、自社製品のトップラインを上げるための施策も策定することもあります。

しかし、それら手段や施策の策定は、戦略コンサルティングの目的ではありえません。最終的に「成長」という企業の根源的な存在意義にあたるものを、客観的に、クライアント共に、カタチにしていくプロセスを可能にする「視座」こそが戦略コンサルティングの核なのです。

もちろん、クライアント自らも戦略を策定することができます。しかし、そこには客観性や多様な価値といったものが欠如することが往々にあります。これらのマイナスを回避するために、評価や確認を組み込むこともできますが、組織や人間の性として、特に日本の企業では、一度決めたことを覆すことには大きな心理的な負荷がかかるものです。そのため、見つめ直すよりも、そのまま「なんとか」する。あるいは、先んじて評価を想定したつくりにしておくといった、「気遣い」がむしろ好まれます。ですから、日本の固有の組織運動論とされるPDCAが、結果に結びつくことが難しくなっています。

この構造的な脆弱性を、外部という「視座」を持つ戦略コンサルタントが補完し、より堅牢な「戦略」の策定とその実現を担保するのです。

プロフェッショナルの流儀

ですから、戦略コンサルタントとは、常にニュートラルな立場にあるべき存在だと思っています。

僕が初めてコンサルティング・ファームに参加した際に示されたのは、プロフェッショナルの定義でした。すなわち、「クライアントファーストであること」「専門的技能を有していること」「職業的倫理観を持ち合わせていること」の3つです。戦略コンサルティングでは、1つめはそのままで、後者2つはそれぞれ「専門的技能=問題解決能力」と「職業的倫理観=ニュートラル」ということになります。

クライアントのことを十二分に理解したうえで、あくまでニュートラルであり続けること。それが外部という視座の要件であり、そして大仰に言えば社会において「正義」でありつづけ、時としてクライアントにとって「灯台」や「方位磁針」になる条件なのだと思います。

探究心の延長線上に

ニュートラルという言葉は、得てして「距離を置く」という印象になりがちです。しかし、決してそれだけではないと思っています。いわゆる「しがらみ」から開放された、一種青臭いことをいう。現実性の有無はともかく、一度は正論を考えてみる。それがなぜ「正論足りうる」かを、クライアントを中心において考え抜く。このことが結果的に突破口を開くことがすくなくありません。

世界は常に変化しています。知らぬ間に、ニュートラルのつもりであっても、偏りが生じていることも多い。であれば、意図的に新たしいこと、変わったことを探すことで、相対的にニュートラルであり続けられるのではないか。

ですから、私自身、新しいことを常に探しながら生きているといえます。探究心の延長線を歩きながら、クライアントのみなさんとは少し異なる「視座」から議論をする。その向こうには誰も見たことのない「夢」があると思っています。

経歴

大学教養学部卒業後、日本電信電話(NTT)を経て母校の大学院博士前期課程修了。同大助手を経て、米国のGolden Gate University, Graduate School of Technology Management(MBA)及びNew York University, Steinhardt School (Ph.D)へ奨学生として留学。帰国後、大学院国際情報通信研究科で博士後期課程単位取得修了。 米国滞在中にベンチャー創業・売却を経験。日米のマイクロソフトを経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーへ。その後、アニメなどへのコンテンツ投資・プロデュース会社の代表に転ずる。設立したファンドの償還に伴い、電通コンサルティングに参加。2017年より現職。

得意とするインダストリー

  • 公共
  • ファイナンス
  • 小売・流通
  • メディア・エンターテインメント
  • 食品・飲料・嗜好品・日用品
  • 通信・インフラ
  • 製造
  • デジタル・サービス

得意とする領域・経営テーマ

  • 全社・事業戦略
  • 成長戦略
  • 新規事業戦略
  • イノベーション戦略
  • M&A・アライアンス戦略
  • 海外展開戦略

その他の活動

イノベーション研究、認知社会心理学、コンテンツ産業論など学術関連の研究・教育、発表多数。亜細亜大学都市創造学部・アジア国際経営戦略研究科特任教授、デジタルハリウッド大学大学院客員教授、青山学院大学大学院国際マネジメント研究科や知的財産関連社会人教育プログラムなどの講師も務める。知的財産やコンテンツ、ITサービスなどの政府関連研究会員などを歴任。