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“電通コンサルティングカルチャー”を受け継ぐコンサルタントとは

ロジカルな戦略コンサルティングと、柔軟性をもったクリエイティビティ。
電通コンサルティングの強みはこの2つの理解と実践にある。
その求める人材とは?
代表取締役社長であり、自らもシニアディレクターとして活躍する 森祐治のインタビュー

森 祐治代表取締役社長・シニアディレクター

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自分の将来へ “コミットしたい”という強い目的意識がほしい

—電通コンサルティングのコンサルタントとして求める人材は?

一言でいえば、「目的意識を持っている人」です。知的好奇心に満ちていて、それを高めるための投資を厭わない人。さらにそのプロセス自体を楽しめる人がいいですね。私たちの仕事では「簡単に満足しない」ということがとても重要なんです。そして、目的は、具体的であっても、漠然でもいいんです。

採用活動を通じて個人的にも出会えてよかったと思う方は、「目指す自分」に対して「将来の意義」とは何かを感じていて、それを確かめるためにコンサルティングファームを目指していることが多いですね。そして、そのことを正直に話してくれることに、喜びを感じます。そんな方とは、たとえ電通コンサルティングに参加されなかったとしても「(その人の)今後の人生はどうなるのか」を一緒になって考えたくなります。

コンサルタントをずっと続けるつもりがなくても、将来、NPOをつくりたい、どこかの会社で何かをしたいなど、「こういうことをしたいから、ここ(ファーム)にいる」という気持ちがとても大事なんだと思っています。

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「既成概念の中での成長」には、価値はない

—電通コンサルティングのメンバーになると、その人のスキルや価値観にどんな変化がありますか?

世の中に“チェックボックスメンタリティ”という言葉があります。すでに定められたポイントのみをクリアするというプロセスそのものが目的化し、本来の目的を忘れ、ポイントをクリアする=一つのスキルを習得することのみに喜びを感じるようになってしまう。決してそのことを全面否定するものではありませんが、「スキルを身につけることを繰り返す=本質的な成長」ではありません。

各人が「こうありたい姿」に対して必要なスキルが必然的に選択され、それが積み重なり、その結果として行動の方向性がフォーカスされていく。電通コンサルティングを舞台に、考え方や文化になじみながら 「自分らしくなっていく」。そのような変化をあえて表現するならば、「個々が精緻化されていく」といえるでしょう。誰一人として同じではない。そのプロセスも、ゴールも異なる。しかし、同じ価値観を共有している。

もちろん、組織として、各人にコンサルタントとして必要不可欠な成長要素を示し、その習得のための目標を設定しています。その達成のためには最大限の支援を行っています。しかし、それはあくまで共通要素の部分であり、各人のありたい姿を構成するには、足りない要素が必ずあるはずです。

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常識よりも怖いもの見たさ、だから業種にこだわらない

—どんな人を採用したら面白くなる?

誤解を恐れずに言うなら、「怖いもの見たさ」の傾向がある人ですね。常識に縛られない人、常識を疑う(という心をもっている)人と出会えたら、採用したいと思います。
電通コンサルティングには、そういう人がたくさんいますが、もっともっと強く、多様な「怖いもの見たさ」を集めたいですね。

—異業種の経験で欲しい人材は?

何かに自分で取り組んで、その過程で自分の興味や価値を見出し、「こんな気づきがあった」という認識をもつ方であれば、どんな業種・職種でもいいのです。極端な話、コンサルティングという領域から遠い職種・業種の方でもいいと思っています。

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もしも電通コンサルティングに参加できたら

—コンサルタントの実際の働き方は?

プロジェクトの性格によって様々ですが、ひとつのプロジェクトにアサインされたら、なるべくその仕事に専念してもらうことを基本にしています。時には、共通の要素をもった複数のプロジェクトを掛け持ちしてもらうこともありますが、あまり多くはありません。

プロジェクトの最小単位は「マネージャー+スタッフ(コンサルタント/アナリスト)」ですが、少し大きいプロジェクトになれば「複数のマネージャー+複数のスタッフ(コンサルタント/アナリスト)」といった場合もあります。

プロジェクト期間は6週間から2~3ヶ月を1つのフェーズとすることが一般的です。まれに一年以上続くプロジェクトもありますが、その場合はメンバーを3ヶ月程度で交代しています。専門性や知見、経験を組織的に増やすためにも、基本的にコンサルタント/アナリストは定期的にローテーションし、業界や話題に偏らない広い見識と経験を得ていただくようにしています。

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いまの日本企業の傾向に関するヒント

最後に
-戦略ファームとして、さまざまな領域の会社とコンサルティングを経験して見えてきた共通点とは?

多くのクライアントと共にしていると、暗黙のうちに「今まで通りにしていれば、生き残れる」とお考えになる方にお会いすることが少なくありません。

しかし、守りに入ることは、生き残ることと同義ではありません。むしろ、難しくなる。

一方で、常に新しいことをやっている企業は、すごく大きな投資をしている。リスクを許容するんですね。そのようなクライアントは、普通の人がしないことを「一刻も早く取り入れないといけない」という一種の強迫観念にも近いものを持っておられる。もちろん、失敗も数多いけれど、結果として成功するものも多い。

挑戦し続ける。これがこの激動の時代を乗り切るための唯一の処方箋ではないかと思います。

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PROFILE

森 祐治代表取締役社長・シニアディレクター

国際基督教大学(ICU)教養学部卒業後、日本電信電話を経てICU大学院博士前期課程修了。同大の助手を経て、Golden Gate University, Graduate School of Technology Management(MBA)及びNew York University, Steinhardt School (Ph.D)へ奨学生として留学。早稲田大学大学院国際情報通信研究科博士後期課程単位取得修了。
米国滞在中にベンチャー創業・売却を経験。日米のマイクロソフトを経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーへ。その後、コンテンツ投資・プロデュース、国際展開支援を行うシンクの代表に転ずる。設立したファンドの償還に伴い、電通コンサルティングに参加。

© Dentsu Consulting Inc.