CROSS TALK

マネージャー&コンサルタントが語る“電通コンサルティングカルチャー”

製薬会社でMRとして5年間勤務した後、アナリストとして電通コンサルティングに入社し、現在はコンサルタントとして業務に携わっている継山氏。複数のプロジェクトを共にしたシニアマネージャー石田氏と電通コンサルティングについて語る。

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電通コンサルティングでの業務

—入社後最初に参加することになったプロジェクトはどのような感じでしたか?

アナリストとして入社し、最初に参加したのは、食品メーカーの海外市場での新商品のマーケティング戦略策定プロジェクトでした。
参加前は単なるリサーチ(調査)作業を任されるのかなと思っていましたが、石田さんからはリサーチだけでなく戦略上のフレームワーク構築やリサーチ結果からの戦略的示唆の導出もある程度考えさせてもらったので、非常に面白かったです。

もちろん、アナリストにはリサーチなどの基本的作業を中心的にやってもらうことが多いです。しかし、フレームワークや仮説の構築、リサーチ結果からの戦略的示唆出しなどのプロセスも可能な限り一緒に考えてもらえるよう心がけています。我々は調査会社ではなく、コンサルタントです。特に弊社は少数精鋭ということもあり、アナリストの段階から問題解決のプロセスを一気通貫して学んでもらえると良いなと思っています。

良い経験になりました。電通コンサルティングの課題解決プロセスやマーケティング戦略の考え方を最初から経験できたというのは現在大きな糧となっています。

得られたものが大きかったのは分かったけれども、逆にどんなことが大変でした?

入社したばかりの頃はコンサルタントとしての思考法が身についていなかったので、あらゆる作業に現在以上に時間を費やしてしまったように思います。また、自分で考えたことよりも一歩先まで、深く考えることを常に求められるので、「考えること」が辛くなったこともあります…

考えるのがつらくなる時は確かにありますよね。でも、それを365日やっているのといないのでは、後で大きな差につながる。

-石田さんはプロジェクトの中でコンサルタントとどのように接するのですか?

通常、アナリストやコンサルタントには、私やディレクターから「チャンク(業務の単位)」を与えて、進捗過程でそのアウトプットをレビューします。私からはそれほど詳細な指示は出さず、それぞれの能力や経験値に応じてヒントを与え、可能な限りアナリストやコンサルタント自身の力でアウトプットを出せるよう心掛けます。レビューの時には互いの考えをなるべく対等な立場でぶつけ合います。

ロジックが変だと逆にロジカルに詰められるので、プレッシャーがかかるんです。でも、根拠を持って自分の意見をしっかりと伝えれば尊重してくれるし、だめなところはだめと言ってくれるのであまり負荷なく納得感を持って成長を実感できます。

アナリストやコンサルタントには私の指示を聞くだけでなく、なるべく自分の意見を持つように常に言っています。そのためには考えなければいけない。もちろん下準備となる作業は不可欠です。しかし、そのような作業を如何に効率的にこなし、考えることに時間を使い、質を高めるか。これは私自身が心掛けていることでもあります。

—プロジェクトへのアサイン(割り当て)方法は?

アサイン会議で決定します。基本的には、①アナリスト、コンサルタントからの希望(業界、案件テーマ)、②そのプロジェクトでアナリスト、コンサルタントに求められるスキルセットや知見、③各メンバーの稼働状況という三つの観点で決めています。

プロジェクト終了時の評価面談でマネージャー、ディレクターに対して今後の希望を意思表示することができます。他にも、プロジェクト中にマネージャーから育成という観点で「よく見られているな」と感じることは多いですね。アサイン終了後に「今回の案件では○○ができるようになってきたから、次は××ができるような案件・役割のプロジェクトに入ったら良いのではないか」というフィードバックをもらうこともあります。

—事業会社と電通コンサルティングの違いは?

ビジネスの経験値の溜まり方が違うと強く感じています。

ビジネスの経験って具体的に?

ビジネスを俯瞰的、複眼的にみられる経験値ですかね。例えば前職ではいくつかのKPI(中間目標値)達成に向けて目の前の業務をこなすことが求められました。現在はむしろ経営・事業課題に対してビジネスのどの点を改善していけばいいのか、そのためにはどのようなKPIを設定してクライアントの方々にどのようなアクションを取って頂くかを考えています。自ずとビジネスの複数のファンクションがどのように組み合わさっているのか、そして組み合わせるべきなのかを考えるようになりました。

そうですね。とはいえ、事業会社の経験はすごく活きると思います。自分がいた業界の知見は勿論のこと、実際に事業を進めてきた経験値から机上の空論じゃない戦略を考えられやすいですからね。僕は新卒からずっとコンサルタントだけど、どうしてもロジックやフレームワーク優先で考えてしまう癖がある。実際にビジネスを開始した時に具体的に人がどう動くか、不確実な物事にどう対処すればいいかというのは事業会社出身ならではの感覚が有利に働くと思う。電通コンサルティングは構想したものを実装することを心掛けているからその部分は非常に重要だと思います。

-社内のカルチャーは?

思っていたよりも上下関係はなく、言いたいことを言える環境だと思います。

メンバーが個性的だから、フラットで多様な方が組織として強くなると思うんですよね。もちろん命令系統がしっかりしていて、まとまりが強い組織も良いとは思うけれど、電通コンサルティングにはそれは向いていないかな・・・。多様な意見を組み合わせ、皆で前進するイメージを森さん(社長)も持っていると思います。

確かに森さん含め気軽に話せますよね。その中でもオンオフのメリハリはしっかりしているとは思います。

オンオフのメリハリと言えばプライベートを大事にしている社員も多いですよね。さっきの個性的な話ではないけれども、音楽だったりスポーツだったり食だったり結構真剣にやっている人も多い。作曲したり、マラソンで3時間切ったり、セミプロ料理人だったりとか…

確かに仕事一辺倒の人は少ないかもしれません。仕事とプライベートを上手くバランス取っていますよね。

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電通コンサルティングでのキャリア形成

-メンバーのバックグラウンドは?

コンサルタント出身者、事業会社出身者、研究者もいますね。事業会社は業界問わず様々です。

さっきの趣味の話もそうですが、色んなバックグラウンドの人がいるので業務の話はもちろんですが、業務外の話をしていても勉強になることが多いです。

継山さんはコンサルティングファームの中でも、なぜ電通コンサルティングを選んだのですか?

「面白そうだったから」というわかりやすい理由です。案件の内容が成長戦略に特化していて魅力的であることはもちろんですが、面接のときの森さんの話す姿がとにかく印象的でした。確かその時は医薬品業界についての話だったのですが、数十年後の業界の姿について妄想めいたことにも触れながら面白そうに話す姿はとても新鮮で、この会社でこのメンバーと働きたいと強く思った記憶があります。

そういう直観は大事だよね。一方で客観的に身につけられそうな能力とかも考えましたか?

ロジカルシンキング、ロジカルコミュニケーションについては他ファーム同様に身につけられる環境が整っていると思いました。
あとは、マーケットを分析する能力、どちらかというとビジネスのトップライン(売上)を上げるための戦略策定のスキルを向上できるというのは魅力的だと思いましたね。

-将来のキャリアについてはどのように考えているのか?

いずれは専門性を磨いていきたいとは思っていますが、今はコンサルタントとしての基礎能力を身につけながら、業界問わず知見を広める段階だと思っています。

「電通コンサルティングでコンサルタントとして日本の産業を支える」と「自身で事業をやる」の二つオプションを考えています。そういえば電通コンサルティングの卒業生は、実は事業会社で実際にビジネスをやって成功している人も多いですよね。大企業で活躍している人もいれば、ベンチャーなんかで事業を推進して成功している人、起業して新しい商品やサービスを世の中に出している人もいます。電通コンサルティングでビジネスの最前線に関わる経験は少なからず活かされていると思いますね。

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電通コンサルティング志願者へのメッセージ

—電通コンサルティングに来て欲しい人は?

いろんな人と話をしていて、その人の現在の能力や知識だけで人を判断してはダメだな、と思いますね。
電通コンサルティングのビジョンとカルチャーに共感してくれるその辺はすごく重要です。“電通コンサルティングカルチャー”を受け継ぐコンサルタントへ最近の組織研究でも、一緒に仕事がやりやすいかは、仕事で出すバリューに影響するという結果が出始めている。もちろん、それはなあなあでやるということではないです。メリハリをつけることは必要です。やはり最終的にはビジョンとカルチャーが合致するかどうかだと思います。

突き詰めたら人間性ですよね。
あとは、自分自身に厳しくなれるかがすごく大事。

耐性も必要。「辛いこと」も多いし。もちろん楽しいことも多い。

「逃れられない詰められ方」をされるときもあります。もう、「ぐうの音」も出ないようなロジックで、泣きたくなる・・・そこに耐えられる人(笑)。
でも、考え方だと思います。嫌われているから、ではなく、マネージャーもアウトプットの質を良くしたい、コンサルタントのスキルをより育成したい、という一心なので。

あと、知的好奇心は重要。考える、何か新しいものに触れる、それが楽しいと思えるか。

それがないと、資料を見るのが苦痛でしかないでしょうね。新しいプロジェクトに入ったとき。

今話したような人であれば、電通コンサルティングで非常に有意義な経験ができるし、楽しめると思いますよ。

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PROFILE

石田 洋一シニアマネージャー

大学で社会学を専攻後、外資系コンサルティングファームにて、オペレーション戦略立案など多様なコンサルティングに従事。2011年から電通コンサルティングに参画し、食品、自動車、情報通信、金融など幅広い業界で、事業・マーケティング戦略立案、新規事業開発を中心としたコンサルティングを担当。農業系機関や官公庁をクライアントとした産業政策プロジェクトなどへの参画経験もあり。

PROFILE

継山 征樹コンサルタント

新卒で製薬会社に入社し、MRとして営業活動に5年間従事。2016年に電通コンサルティングに参画。入社後は製薬会社の新商品開発や食品メーカーの海外進出支援など幅広い案件に携わる。

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