株式会社電通コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:八木 克全)は、「生活者起点による産業構造転換の未来予測に基づく企業パーパス策定サービス」の提供を開始しました。
本サービスでは、生活者価値観の変化ドライバーを抽出し、フレームワーク「ダブルクローバー」により産業構造転換の未来を予測します。未来における影響が大きいと予測される因子に基づき事業バリューチェーンを再構築し、それらをもとに、社会に対する具体的なアプローチを示す企業パーパスの策定を支援します。
現代における破壊的イノベーションは、単なるテクノロジーの進化によりもたらされるのではなく、人間の価値観や倫理観の変化によりもたらされるものへシフトしつつつあります。とりわけ、一つの事業ドメインを拠り所とするインフラ産業は、安定産業から衰退産業へと一変するリスクを抱えています。そのため、企業は生活者の価値観や倫理観の変化を捉え、自社を取り巻く産業構造の未来を再定義するとともに、構造変革を踏まえたパーパスの策定が急務となっています。
電通コンサルティングは、生活者価値観の変化ドライバーを捉え、未来の産業構造転換を再定義し、表層的なワーディングに囚われることなく、産業変化を見定めた企業パーパス策定を独自のアプローチで支援します。
●電通グループのインダストリー別エキスパートによる各産業のマクロ・ミクロ環境の未来分析
●電通グループのナレッジ&データに基づく生活者の価値観変化を捉えるケイパビリティ
●電通コンサルティング独時のフレームワーク「ダブルクローバー」に基づく生活者起点による産業構造転換の再定義
「ダブルクローバー」フレームワークとは、未来の生活者の価値観における変化ドライバーを抽出する電通コンサルティング独自のフレームワークです。
自社産業を取り巻くマクロ環境・ミクロ環境の未来分析を基に、未来の生活者の価値観の変化を「住まい方」「働き方」「学び方」「稼ぎ方」等の観点で整理し、抽出した変化ドライバーに基づいて、新たな産業構造を再定義します。(整理の観点は一例であり、異なる場合がございます。)
「ダブルクローバー」フレームワークにより、事業バリューチェーン及びパーパス策定への有効なアプローチを導出します。
本サービスは以下の3つのステップで構成されています。
マクロ分析・ミクロ分析によって産業の未来に起こりうる社会潮流を洗い出したロングリストを作成し、生活者の価値観に影響を与えうる要素として整理します。
整理した社会潮流のロングリストを、社会的インパクトをスコアリングして優先的な変化ドライバーを抽出します。こうした変化ドライバーがもたらす生活者の価値観の変化を整理し、新たに生まれうるライフスタイルのパターンを、クローバー上に「住まい方」「働き方」「学び方」「稼ぎ方」の観点で類型化します。
類型化された新たなライフスタイルに合わせた産業の未来の在り方を再定義します。将来、各産業にとって脅威となる要素や、生まれうる新しい機会を2つのクローバーにまとめ上げ、未来の産業構造転換予測を踏まえた企業パーパスを策定致します。