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「映画“Dance with the Issue”を通じて感じる エネルギー問題の現在」イベントレポート

2024年11月7日、電通コンサルティングはカーボンニュートラルの推進を目指すイベント、「映画“Dance with the Issue”を通じて感じるエネルギー問題の現在」を開催しました。右脳x左脳x異能のアプローチに加え、アートの視点を取り入れた課題解決を目指す新たな試みとなりました。 今回はその概要をご紹介します。


DWIイベントプログラム


イベントは3部構成となっており、第1部では、映画“Dance with the Issue”の上映会、第2部では有識者によるパネルディスカッションを実施、第3部では、対話の場としてご参加者同士でのグループワークを実施しました。


目次[非表示]

  1. 1.【第1部】映画”Dance with the Issue″上映会
  2. 2.【第2部】有識者パネルディスカッション
  3. 3.【第2部】グループワークを通じた対話
  4. 4.【アンケートより】イベントに参加した方の声
  5. 5.【まとめ】社会課題の解決へ向けた新しいスタートの場として


【第1部】
映画”Dance with the Issue″上映会

導入・挨拶_田村監督

田村祥宏監督の挨拶から始まる映画“Dance with the Issue”の上映会を実施し、エネルギーという社会問題を、五感を通して認識し、「自分はどうすべきか」個人としての想いに目を向けることで、課題を自分ゴト化します。
監督から映画を鑑賞するにあたり、「映画として楽しんで欲しい。なぜ映画なのかというと、共感の力が強く社会課題の道筋を見つけてもらいたい。なぜ長編なのかというと、解きづらい課題は複雑であり、短く表現するのは難しい。多くの人に共感してもらうと課題解決の一歩となる。事業者目線や違いを見つけるとかではなく、単純に楽しんで会話してもらえると創った甲斐がある」というご挨拶を頂戴しました。


DWI画像


映画「Dance  with the Issue ~電力とわたしたちのダイアローグ~」


エネルギー課題 ✕ コンテンポラリーダンスをテーマに、映画の持つ新しい可能性を目指して制作された本作は、『つながりのアップデート』を目指し、電力問題という解決困難な社会課題に対して、様々な立場の有識者たちが課題の本質を語るドキュメンタ リーパート、答えの無い複雑な問題について思考するダンスパート、観客が意識を自分の内側に向けるリフレ クション(内省)パートによって構成された、実験的な作品です。


画像 (12)

電通ホールのスクリーンで上映し、参加者のみなさまに映画の世界に没入していただきました。


【第2部】
有識者パネルディスカッション

パネルディスカッション_二村3

第1部の映画の内容を起点としたパネルディスカッションを実施しました。パネリストとして、映画“Dance  with the Issue”の田村祥宏監督、東京電力ホールディングス石橋雄司氏、UPDATER中条真理子氏、電通サステナビリティコンサルティング室の住田康年といった、日頃からカーボンニュートラル推進に取り組んでいる方々をお招きし、電通コンサルティングの二村のファシリテーションで、「映画を観て感じたこと」「電力問題解決の先にある、つくりたい“未来”について」「つくりたい“未来”に向けて、必要な考え方や方法」についてお話しいただきました。


パネルディスカッションの内容はこちら(Coming soon)>>>


パネルディスカッション6


【第2部】
グループワークを通じた対話

第1部の映画、第2部のパネルディスカッションを受けて対話の場としてご参加者同士でのグループワークを実施しました。4~5人のグループに分かれて、互いの気づきを共有しながら、カーボンニュートラル推進に向けて個々として何ができるのか、また意識を醸成した個々が集まることで何ができるのかを対話していただき、いくつかのグループに発表していただきました。


グループワークで出てきた意見(抜粋)


・これまでカーボンニュートラルについて会話をしたことがなかった人(年齢・役職の異なる相手)との接点を持ち、違いを前提としつつ個としてできることを決めてアクションしてみる
・経済合理性も追求すべきではないか。それを置いておいては話が進められない
・実利に結び付く情報が少ない。実践者を増やすための教育に変えていく必要がある
・「カーボンニュートラル」という言葉が適切ではないのではないか(名前もスコープも)。「自分ゴト化」しにくい。わかりやすいメタファーで言い換えることが有効
・環境問題を「自分ゴト化」できていないことが最大の課題。これからを担う若い世代の巻き込みこそ最重要
・ローカルの成功事例を見せて、「自分でもできるかも」というアクションにつなげられるようにできるのではないか


グループワーク_A

グループワーク_D

グループワーク_B2


【アンケートより】
イベントに参加した方の声

映画を通じてカーボンニュートラルを議論するという体験に対する満足度が高く、業界を横断して意見交換をすることに対する期待感も得られました。


参加者の方の感想


• 映画を観てからのワークショップという体験が初めてで大変面白かった
• アーティスト、権力側の苦悩、パーソナルな物語が織り交ぜられていて面白かった
• ユニークな企画。経済合理性の議論を超えて価値観や目指す成果について業界を超えて共有する  機会は貴重
• 素晴らしい映画とイベント設計
• 映画をきっかけに交わりづらい人が交わっている機会に新たな希望を感じた


今後に向けての意見


• 引き続きこのような取り組みを推進してほしい
• もっと多くのオーディエンスに幅広く映画を広めてほしい
• 参加者間のビジネスマッチングのような活動ができたら面白い


【まとめ】
社会課題の解決へ向けた新しいスタートの場として

2050年のカーボンニュートラル達成に向け、地方行政としての変革、事業者のグリーントランスフォーメーションの推進に加え、まずは個々人としての自分ゴト化と行動変容が不可欠です。参加者みなさまが自らのビジネスとカーボンニュートラルの課題を結びつけ、行動変容を促すための具体的な道筋を描くスタートとして開催した当イベントですが、これを皮切りに中期的に個人の行動変容から変革を起こすカーボンニュートラルの新しい業界横断的な協業を目指していきたいと考えています。これからもコミュニティ活動や今後開催予定の第2弾以降のイベントを通じて、取り組みを進化させていきたいと考えていますので、みなさまもぜひご参加ください。

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