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「電通未来曼荼羅を活用した新規事業構想体験ワークショップ」レポート

2023年4月27日、電通コンサルティングは電通デジタル、電通、ITIDと共同で「電通未来曼荼羅2023」を新たに提供開始することを発表しました。この発表に合わせ、2023年5月に、「電通未来曼荼羅を活用した新規事業構想体験ワークショップ」を開催しました。今回はその概要をご紹介します。


「電通未来曼荼羅2023」について詳しくはこちら >>


目次[非表示]

  1. 1.「電通未来曼荼羅」が2030年の中長期未来予測版にアップデート
  2. 2.「電通未来曼荼羅を活用した新規事業構想体験ワークショップ」の開催​​​​​
  3. 3.ワークショップ参加者の声
  4. 4.まとめ:「電通未来曼荼羅2023」の活用方法と「デートカウンター効果」


「電通未来曼荼羅」が2030年の中長期未来予測版にアップデート

	「電通未来曼荼羅」が2030年の中長期未来予測版にアップデート

2023年4月、電通コンサルティング、電通、電通デジタル、アイティアイディ(ITID)の4社は共同で「電通未来曼荼羅2023」の提供を開始しました。

今回、新たにアップデートした「電通未来曼荼羅2023」では、少し遠い未来である2030年を想定して大幅にアップデートしました。

一例をあげると、「α世代の価値観」や「幼児教育とテクノロジー」といったテーマが新たに追加され、新しい世代に向けた事業アイデアを発想するといった使い方ができるようになっています。


「電通未来曼荼羅を活用した新規事業構想体験ワークショップ」の開催​​​​​

	「電通未来曼荼羅を活用した新規事業構想体験ワークショップ」の開催

2023年5月に4社の共催セミナーを開催し、未来に予想される事象・トレンドのご紹介に加え「電通未来曼荼羅2023」を活用した新規事業開発プログラムの一部を実際に体験できるワークショップを実施しました。ワークショップはオンラインとオフラインの2回開催し、300近くもの企業よりご応募いただきました。

ワークショップの前半では、「電通未来曼荼羅」開発の経緯や裏話、「電通未来曼荼羅」を活用した、電鉄系不動産デベロッパーや、保険業界、食品メーカー等における支援事例をご紹介すると共に、どのようにプロジェクトが進行するのかご説明しました。


【参考】「ニチレイはなぜ、新規事業のアイデア発想に「未来曼荼羅」を活用したのか?」KNOWLEDGE CHARGE


ワークショップの後半では、グループに分かれて未来に起こり得る生活者の変化についてブレインストーミングをし、事業化に向けたアイデアを創出するワークを行いました。

アイディエーションフレームワーク

​​​​​​グループワークでは、「電通未来曼荼羅2023」を読み込みながら、未来の社会がどのように変化するかを見立て、将来の生活者の行動や気持ち、ライフスタイルを深掘りしていきました。


事業アイデア創出にあたっては、これまでまとめた生活者の将来予測をもとに、電通独自の様々なアイディエーションフレームワークや、アイデアを絞り込むための評価プロセスをご紹介し、実際に体感していただきました。


ワークショップ参加者の声

ワークショップ参加者の声_電通未来曼荼羅

▼抱えている課題感・ワークショップ参加の目的

ワークショップに参加者に、課題感やワークショップへの参加目的をお聞きすると、


既存事業の延長線上でしかアイデアが出ない

自社の強みを活かした領域選定や、生活者目線の新規事業のアイデア創出ができない


という悩みや、


新規事業開発のチームを立ち上げたばかりで、進め方に迷いがある

新規事業開発のための人材育成をどのようにしたらよいかわからない


といった課題を抱えていらっしゃる方が多数ご参加いただきました。


▼ワークショップに参加した方の感想

また、ワークショップ後の感想やご意見として、次のようなお声をいただきました。

ーー「発想の考え方が変わった!」という声

「自分のチームのメンバーにも経験させたいような内容でした。」(金融)

「今はまだない新しい価値の創造の仕方が目から鱗でした。」(メーカー)

「未来から考える手法をオフラインで皆さんと体験することができ、大変有意義な時間でした。ワークはもう少し時間があったらさらにありがたかったです。」(マーケティング)

ーー「ファシリテーションが素晴らしかった!」という声

「参加者のみによるワークショップではなく、貴社メンバーによる円滑なファシリテーションや、グループワークに一緒に参加しお手本となって下さったおかげで、実践しながら非常に理解が深まりました。」(化学メーカー)

「オンラインホワイトボードの活用方法やファシリテーションについてなども大変勉強させていただき、すべてにおいて大変有意義でした。またこのようなワークショップが開催されれば、是非参加したいです。有難うございました。」(IT)

ーー「こんな使い方ができたらおもしろそう!」という声

「久々のリアルワークショップはとても面白かったです。未来曼荼羅自体は、自治体こそ活用すべきツールであると思いました。10年スパンでの中長期計画を策定する際に、自治体単位での未来曼荼羅を作成していくワークショップの開催も面白いのではないかと思いました。」(自治体)


▼「電通未来曼荼羅2023」の活用、そして今後のワークショップへのさらなる期待の声

ワークショップを通じてご自身の業界、会社における「電通未来曼荼羅2023」の活用方法について、具体的にイメージを膨らませていただけたようです。

また、ワークショップ満足度はアンケート回答者の84%が満足したと回答し、「他の事例も知りたい」「具体的な提案をしてほしい」といった問い合わせが多く寄せられました。

セミナー後の懇親会も非常に盛り上がり、コロナ禍後初めてのオフラインイベント参加という方からは「より他社との交流の場を増やしてほしい」と期待の声をいただきました。


まとめ:「電通未来曼荼羅2023」の活用方法と「デートカウンター効果」

「電通未来曼荼羅2023」は、他社が提供している未来予測とは異なり、データやトピックだけでなく「生活者はどう変わるのか」という視点で議論を重ね、「未来へのヒント」としてまとめています。企業のみなさまと「未来へのヒント」をもとに「自社は変わりゆく生活者にどんな価値を提供できるだろう」ということを考える発射台として活用していただけると考えております。

また、未来志向で議論できるようになることで、目線がそろう「デートカウンター効果」が働き、プロジェクトメンバー全員が同じ方向を向くことができるようになります。新しいプロジェクトや組織が立ち上がる際に活用いただくこともおすすめです。

また、「自由な発想で考えてみることを若手に体感してほしい」という人事や事業部長からのご要望を受け、社員向けの研修として個別のワークショップをご提供しております。
ご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせください。


【参考】「「パーパス」とは「ウチの会社らしさ」の究極形である」電通報


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